相談内容を説明する方法

はじめに

 「短い相談時間を有効に使いたい。」
 「うまく筋道立てて話ができるかどうか不安・・・」
 「詳しく説明して、と言われても何をどう話していいのかわからない。」
 法律相談を希望される方には、弁護士と接すること自体はじめてという方も少なくありません。そこで、「お申込み・お問い合わせフォーム」の「お問い合わせ内容」に何を書けばよいか、解説したいと思います。
 

相談内容の書き方

相談内容の書き方

1.登場人物を明確にする
 法律相談に登場する人物は複数います。多いときには10人以上になることもあります。誰がどんな立場の人間か明確にすることが必要です。そして、それは「相談者を基準に」記載してください。冒頭に「登場人物一覧」があると非常にわかりやすいです。
(例:なお登場人物はすべて架空のものです。写真はJR神戸駅の神戸夢見鶏)
 足立順子 相談者
 佐藤幹夫 相談者の上司  40歳くらい? 
 山田武雄 相談者の元上司 45歳くらい?
 武田正二 相談者の恋人  昭和60年10月12日生まれ
 年齢でもかまいませんが、できれば生年月日で書いてください。

2.時系列に書く
 法律は時間的前後関係が重要です。いつ、どこで、誰が、何をしたという形で書いてください。特に、話し言葉の影響からか主語が抜けていることが多いので、主語は意識するようにしてください。
(例)
 平成20年6月3日 相談者は現在勤務する○○不動産株式会社に営業職正社員として入社。
      8月頃  上司が山田から佐藤に代わる。
      9月頃  佐藤は毎日相談者に、「武田正二といつ結婚するのか」という話をした。
       
 ポイントは、できる限り「事実のみ」を端的に書いてください。上記9月頃の例でいうと「セクハラにあった」ではなく、「『武田正二といつ結婚するのか』という話をした」などと具体的な行動内容を書きます。「武田正二といつ結婚するのか」という発言が「セクハラ」にあたるのか、ということは実際に詳細を聞いてみないと判断つかないこともあるからです(上記の例だとあたる可能性は高いでしょうが)。
 
3.最終的な要求を示す
 慰謝料請求、刑事告訴、離婚などといった相談者が何を求めたいのかということを示していただくとありがたいです。もっとも、明確に何ができるかわからない場合もありますので、上記1・2をきちんと示していただければ、弁護士で可能な限り最善策(予防策も含む)をアドバイスいたします。

法律相談以外の場合

1.個別指導・少人数ゼミの場合
 講義内容、人数(少人数ゼミの場合)、受験予定試験、指導回数・時間、出張の要否、受験回数(受験歴・過去の成績等もできれば明記してください)、現在の勉強方法、家族の協力の有無などを明記してください。なお、希望する受講内容等がわからなくても、現在の状況等をできる限り詳しくお話しいただけば、弁護士が講義プランをご提案します。
(例)「行政書士試験の個別指導を希望。月2~3日、1日2時間程度、民法を重点的に基礎から勉強したい。現在は、○○予備校の基礎講座を受講中、勉強を始めてまだ2か月程度。妻が全面的に協力可能」

2.講演会・講義の場合
 講義内容(講義の趣旨を含む)、受講人数、講義時間、講義場所、担当者窓口、予算などを明記してください。1と同様、講義内容はある程度漠然としたものでもかまいません(弁護士でご提案いたします)。
(例)「○○銀行の新入行員20人を対象に、民法の基礎を全8回講義してほしい。担当は人事課の××(電話番号・・・)。予算は××万円まで」